仕事に対する姿勢(2)

●成功する人は公私のすべてにおいて、明確な目的と方向性を持っている。


シカゴにあるナイチンゲール・コナント・コーポレーションは、目標達成と成功の方法を紹介するオーディオ・プログラムの制作販売で、世界最大の売り上げを誇る企業だ。

創始者のロイド・コナントは、50年以上にわたって成功者とともに働き、研究した結果、次のような結論に至った。

「目指すべきは成功である。そのほかのものは全て付けたしにすぎない。」


仕事でも生活でも、具体的で明確な目標を設定することができれば、ほかのどんな才能や資質を持ち合わせているよりも高いレベルの成果と成功が望める。

自分の願望を完璧に把握することがあらゆる成功への第一歩だ。

明確な目標を持ち、気持ちが集中できていれば、物事の優先順位も時間の使い方もおのずと見えてくる。

重要な仕事に時間を注ぎ込むほど、大きな成果があがり、さらなる目標達成のコツもつかめる。

次々に目標を達成するうちに自信が生まれ、勝者の気分を堪能し、さらに新しい目標を達成したくなる。

こうなれば成功へのらせん階段を駆け上がるようなものだ。

一段上がるごとに自信がみなぎるのを実感することだろう。


●目標を達成するために今すぐ実践すること

紙を用意して、最初に「夢のリスト」というタイトルと今日の日付を書く。

数ページにわたるかもしれないので、スパイラルノートを使うと便利だろう。

あなたの「理想の5年後」を思い描いてほしい。

今から5年後に、あらゆる面で完璧な暮らしが実現したと想像する。

目標を全て達成し、問題が1つ残らず解決して、夢のような生活が実現したと想像しよう。

収入、人間関係、家庭、健康、仕事、キャリアなど、すべてにおいて理想的な人生が実現したとする。

その時あなたはどんな暮らしをしているだろうか?

何をしているか、誰と一緒にいるか、誰と関係を断ち切っているか、収入はどれだけあるか、どんな暮らしぶりで、どのような家庭ができているか・・・・を考えよう。

理想の暮らしをできる限り、詳しく思い描きながら、「夢のリスト」に含めたいと思うことをすべて書きだそう。



成功するための法則●働きがいのある人生●「責任の法則」


18歳にもなれば、あるいはもっと早くから、私たちは自分の判断で物事を決める。

その結果も、もちろん自分自身で招いたことだ。

今の状況を作り出したのは、ほかの誰でもない、あなた自身だ。

現在の仕事も収入もあなた自身で選んだものだ。

決定権は常に自分自身にある。

そして、いったん決めたことは、その結果を甘んじて受け入れなければならない。

個人の責任は、社会にとっても、生きていくうえでも、とりわけ重要な問題だ。

これには大きく分けて二つの考え方がある。

まず、誰にも何の責任も無いとする考え方。

不幸は全て政治や社会や会社に責任があると信じて疑わないタイプだ。



もう一方の考え方によると、個人の自由が認められている社会では、全てにおいて個人の責任が問われる。

そうでなければ社会が成り立たないからだ。

私たちはみな、自分の行動の結果に責任を持たなければならない。

何かをするにしても、しないにしても、常に責任は自分自身にある。

責任を負う覚悟がなければ、自由も幸福も手に入らない。



どんなことでも成功したいなら、それ相応の責任を負わなければならない。

その責任は本人以外は引き受けられないものだ。

最後に、興味深い事実をひとつ。

責任をはっきり自覚し、他人に頼らない人ほど、周囲が援助を差し伸べてくれる。

逆に他人に責任をなすりつける人は、やがて誰からも相手にされなくなる。




【成功する法則】

(1)自分がかかわる仕事に対して全責任を負うこと。

どの業界でもトップにいる人はまるで自分が業界を動かしているかのように振る舞うものだ。

会社から給料をもらっていても、雇われているという感覚がない。

実際に、社内で最も尊敬され感謝されているのがこのタイプだ。

何があろうと、決して言い訳や責任転嫁をしてはいけない。

「私には関係のないことだ」と口にすることも頭の中で思ってもいけない。

これは未来の無い人が思ったり、口にしたりする言葉だ。

あなたは自ら進んで責任を負う人間にならねばならない。




(2)予定外の仕事を進んで引き受けよう。

新しい仕事がきたら、真っ先に手を挙げて引き受ける。

人より先に行動すること。

上司にもっと仕事を任せてくれるよう頼むとよい。

仕事を任されたり、進んで引き受けたら、ただちに全力を尽くして実行しよう。

すぐに取り掛かる習慣を身につけよう。


●自分の人生を自分でコントロールすることの大切さ


思い通りに生きていると実感できる人は、自分に対する満足度が高い。

心理学ではずいぶん以前から、自力で人生を動かしているという感情、つまりコントロール感が、性格や行動を決める重要な要素であると考えられてきた。

心理学者の間では「支配の中枢」という表現が使われる「支配の中枢」とは、自分の人生に対する支配力の所在をいう。

人生を左右する決定を自分で下していると思うなら、あなたは自分の内に「支配の中枢」を持っていることになる。


反対に上司や各種支払い、子ども時代の体験、健康状態などに自分の行動が左右されていると感じるなら、また本当にやりたいことができるかどうかも、そのような外的要因で決まると考えるならば、あなたは自分の外に「支配の中枢」を持っていることになる。

この「支配の中枢」を自分の頭の中に持っているかどうかが、幸福と健康を左右する重要なカギとなる。


自分の中に「支配の中枢」を持っている人、自分の力で人生を動かしていると実践できる人は、ストレスが小さく、実力を発揮しやすい性格の持ち主だ。

逆に自分の外に「支配の中枢」がある人、自分の行動は他人や外からの圧力に支配されていると感じる人は、ストレスが大きく、持てる実力を十分に発揮できない。


思考の仕組みと幸福や健康との関係を研究する学問に、認知心理学がある。

この分野の専門家たちが25年以上にわたる研究の結果たどりついたのが、「支配の中枢」に関する法則だ。

自分の力で人生を動かしていると感じるときに、私たちは最高の力を発揮する。



【この成功法則を今すぐ実践する方法】

(1)毎日の生活をじっくりと見直して、最大のストレスやイライラや怒りの原因を突き止めよう。

自分の力ではほとんど、あるいはまったくどうしようもないと感じている人が多いが、原因をはっきりと突きとめることが、ストレス源である人物や状況に対処する第一歩となる。


(2)ストレス源となっている活動について、何らかの行動を起こすか、あるいは一切手を引くか、今すぐ決断しよう。

仕事でも、人間関係でも、時間やお金や感情の問題でも、何らかの対応をとると決断することで、すぐにストレスが減少し、力がみなぎるものだ。

今のあなたも、あなたが置かれている状況も、あなた自身の選択と決定で生じた結果だ。

このことを常に自覚してほしい。

現状に満足していないなら、古い選択や決定を変えればいい。

決めるのはあなた自身だ。


働きがいのある人生●他人に貢献した分だけ報酬が与えられる


私たちはみな、衣食住をはじめ、快適に暮らしていくために、さまざまなものを無数の人の力に頼っている。

裏を返せば、私たちは何らかの形で他人に貢献することで暮らしを立て、それによって意義ある人生を送っている。


アメリカには独力で身を立てた大富豪が500万人いる。

その中には想像を絶する境遇の持ち主が含まれる。

アメリカに移住したときは、資金、英語力、教育、知人などを一切持たなかった多くの移民が、やがて経済的に自立を果たす。

これはすべて、上手に人の役に立つ方法を見つけることができたからだ。

同じことがあなたにできないわけがない。


仕事は全て出来高制だ。

私たちは「労働の対価」として、会社から報酬を得ている。

受け取る報酬は、どのような基準でどのように説明されようとも、つまるところは個人が差し出す労働の値打ち、すなわち貢献度によって決まる。

つまり私たちは仕事の結果に応じて報酬を受け取っているのだ。

よりよい結果をたくさん出すことができれば、個人の値打ちが高まり、収入増につながる。

つまるところ、収入を増やす手段はこれしかない。


成功する企業はみな、結果重視の方針を掲げ、競合を上回る顧客サービスの実現に努めている。

実際、大企業の役員たちには顧客サービスに対する「執念」ともいえる姿勢が見受けられる。

社会で最も成功しているのは、顧客や会社など自分の力を必要とする人のために、「我を忘れて」働いている人だ。


「見返りの法則」と「貢献の法則」の両方を実践すれば、どのような願望も達成の道が開けるだろう。

注ぎ込んだものが結果に正確に反映されるのはすでに述べたとおりだが、ありがたいことに、何をどう注ぎこむかはまったくあなた次第だ。

毎日注ぎ込む量を増やしても、誰にも邪魔されることはない。

誰にも気兼ねせずに好きなだけ働き、報酬以上の貢献をすることができる。

上司、同僚、顧客など、仕事で関わるすべての人に誠心誠意尽くせば、自分の仕事に意義と目的が感じられるようになる。

自分は世間の役に立っているのだと実感できる。

得るもの以上のものを差し出し、貢献していると思うと、自信と満足感が湧いてくる。

全力をあげて顧客のために働き、誰よりもすぐれたサービスを心がければ、将来は約束されたも同然だ。

出世も収入も一気に目標に近づくだろう。



【この法則をいますぐ実践する方法】

●自分の本当の顧客をはっきりと見極めよう。

ここでいう顧客とは、あなたが仕事や私生活で欲しいものを手に入れる際に、頼りになるすべてを指す。

何らかの形であなたの力を必要とするすべてが、あなたの顧客だ。

職場であなたの顧客は上司であり、同僚であり、部下である。

彼ら・彼女らはさまざまな形であなたの力を頼りにしている。

あなたに期待しているのはどんなことか、どうすればもっと役に立ってあげられるだろうか、考えよう。


●社外の最も重要な顧客を見極めよう。

今後も取引を継続したい相手、そのためにぜひとも期待に応えねばならない相手は誰かを考える。

現時点で最も重要な顧客と、将来最も重要になるだろう顧客をそれぞれ見極めよう。

ビジネスを続けていくうえでぜひ必要な人に対して、これまで以上に役立つサービスを提供する方法を考えよう。








  • 最終更新:2011-12-11 08:47:20

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