成功するヒント
成功するヒント●自分のための人生(1)
自主的な人間になるために、いつくかの常識化してしまった神話を捨て去る必要がある。
まず手始めな、「知能」は読み書きで測定されるという神話を捨てよう。
いわゆる知能を測定するためのよりいっそう確かなバロメーターは、1日1日を、そしてさらに一瞬一瞬を、効果的に幸せに送っているかということだ。
その瞬間を費やす価値のあることのために一瞬一瞬を生きているなら、そういう人こそ知的だと言える。
確かに問題の解決は幸福になるたに役立ちはするが、たとえある特殊な問題を解決する能力はなくとも、幸福な生き方を選ぶことはできる。
「知的な人々」は自主的な態度をとっている。
そういう人たちが憂鬱を抑えて幸福を選ぶ方法を知っているのは、人生の問題の「取扱い方」を知っているためだ。
「問題を解決する」という言い方をしなかった点に注意してほしい。
問題そのもは解決しようがしまいが、自分自身は幸せで価値ある人間でいられる才能を持っている。
自分を真に知的な人間であると考えるようになるためには困難な状況に直面したときにどのような感じを抱くかという点を基盤として見なければならない。
人間である以上、問題の1つや2つあって当たり前と受け止め、問題の有無を幸福の基盤としない人こそ、知的な成功した人々だ。
成功するヒント●自分のための人生(2)
人間の感情はただふっと湧いて出るものではない。
感情は物事への1つの反応として自らが選び取るものだ。
自分自身の感情のあり方をよくつかんでいれば、自滅的な反応を選ぶ心配はない。
自分がこう感じたいと思うがままに感じられるようになれば、やがてそれは「知性」「成功」へと続く道に出たことになる。
自分の感情、自分の思考は自分でコントロールできる。
自分の頭の中に思考として入ってきたものをコントロールするのは自分だけだ。
自分の考えは自分自身のものであり、その考えを続けようが変えようが、他人に明かそうが熟慮しようが、まったく自分1人のものだ。
頭脳も自分自身のものなのだから、自分が決めたように使えばいい。
まわりの人間や物が自分を不幸にするのではない。
自分で自分を不幸にするのだ。
自由で健康な人間になるには、まず考え方を変えていかなければならない。
- 最終更新:2011-10-16 09:35:27